与那原町議会は、令和4年12月7日に全議員14名が出席して一般質問を行った。
特に通学路安全対策が重要な議題として挙げられた。志村幸司議員は、当添の横断歩道の危険性について指摘し、通学路として意識づけを強化する必要性を訴えた。これに対し、生活環境安全課の金城勝治課長は、見える形での標識設置や交通量抑制を検討する意向を示した。子供たちには安全な通学路を通るよう促進していく方針だ。
また、学校給食センターのネットワーク形成も重点課題とされた。教育課の比嘉義明課長は、与那原町と八重瀬町での共同整備が進行中であることを報告し、令和10年度に供用開始を目指すとした。一方、通学路の問題を受けて、給食センターにおいても地域のニーズに基づく柔軟な対応が求められている。
さらに、町長は地域住民の意見が今後の整備に繋がることを強調。町全体での意識向上が必要だとした。その上で、給食センターの運営についても多様な取り組みを模索する意向を示した。
水辺のまちづくりに関しては、観光商工課の桑江朝照課長が、与那原町観光実施計画に基づいて水路を活用した活動を進めていく考えを示した。最新の企画としては、カヤックの乗舟体験や、地域活性のためのイベントが行われる予定である。
戦争と平和については町長が受けた質問に対して、広島と長崎への原爆投下に言及し、地域の平和教育の重要性を訴えた。今後も町が主体となり、過去の教訓を踏まえた平和の発信活動を強化していくことへの意欲を示した。