与那原町の第2回議会が令和3年6月9日に開催され、議員たちが町の様々な課題について一般質問を行いました。
特に注目されたのが、与那原未来戦略「綱がるプロジェクト」です。相羽としえ議員は、このプロジェクトを通じて高校生や大学生が行った環境に優しいまちづくりに関する提案を町がいかに生かすかについて質問しました。企画政策課長の山城司氏は、学生の提案を参考にし、行政が取り組む施策や課題の解決に役立てたいと述べました。
また、町民の声を基にしたまちづくりを継続的に進めていく意向も示され、学校や地域のコミュニティが連携して提案を形成していく重要性が強調されました。
次に、板良敷にあるトーチカの整備についての質問がありました。舩谷政喜議員は、この場所が平和学習に活用できるように看板を設置し、見えるように整備することを提案しました。生涯学習振興課の新垣政孝氏は、トーチカの状況を確認しつつ、地域の理解を得ることで看板設置実現に向けて努力していく意思を示しました。
特産品のPRも議題に上がり、特に学生のアイデアを活用した取り組みとしてペットボトルの分別を通じた特産品交換の提案がなされました。観光商工課長の比嘉義明氏は、このアイデアを検討し、特産品のPR手法をさらに強化する意向を表明しました。
これらの質問に対し、町の担当者たちは前向きな姿勢を示し、町民との意見交換を重ねながら進めていく方針を明らかにしました。今後の具体的な施策やスケジュールについても引き続き期待が寄せられる結果となりました。