令和4年5月27日、与那原町議会は臨時会を開催し、重要な議案が議論された。
本会議で初めに、開催会議録の署名議員に相羽としえ議員及び志村幸司議員が指名された後、会期が1日間に定められた。
続いて、専決処分に関する報告が2件行われた。照屋勉町長が「親川拝所管理棟建設工事」と「親川拝所周辺整備工事」の請負契約金額の変更を報告した。両件とも契約金額は400万円以内と定められた範囲内であり、特に整備工事の数量増減に伴う費用調整が理由とされた。
次に、固定資産評価員の選任が提案され、新垣政孝氏の選任について議論が進められ、異議なく承認が得られた。
承認の必要な専決処分についても説明があり、与那原町税条例等の一部改正が報告された。これも多くの議員から理解が示された。照屋町長は「時間的余裕がない」とした上で、同改正に伴う必要事項について説明を行った。
議案第18号では、与那原町における職員給与に関する条例の改正が提案された。副町長の城間秀盛氏は人事院及び沖縄県人事委員会の給与勧告に基づき、職員のボーナス支給を減額する方針を強調した。
志村幸司議員は新たな規定の必要性を主張し、また我謝孟範議員は民間企業とのギャップを指摘した。さらに町長は、高騰する物価が職員への影響に及ぶことを懸念しつつ、ボーナスのカットが避けられないと述べた。改正案は最終的に賛成多数で可決された。
特別職と議員報酬に関する条例改正案も提出され、先の職員給与改正を参考にした旨が説明された。新垣真一議員は賛同し、町の給与体系の一貫性を強調したが、志村議員はこの改正にも反対を表明し、今後の課題を指摘した。最終的には賛成多数により可決され、臨時会は無事に終了した。