令和2年第2回与那原町議会定例会が、6月8日に開催された。
今回の会議では、与那原町の行政活動に関する重要な報告と、新たな条例の改正案について多くの議論が行われた。
特に注目を集めたのは、新型コロナウイルスに関連する対策や、2020年度の予算補正についてである。
まず、議長の識名盛紀氏は会議録署名議員を指名し、議会の会期を本日から6月12日までの5日間と決定した。これに対して異議はなく、無事に決定された。
続いて、総務課長の上原謙氏は、令和元年度与那原町一般会計予算の繰越明許費について報告を行った。特に、新庁舎の整備事業に関しては、681,738,000円の繰越額があることが示された。
副町長の城間秀盛氏は、与那原町新庁舎等複合施設造成工事に関する報告で、契約金額の変更について628,800円の増額が必要になった事情を説明した。これにより合計金額は112,081,200円となった。
また、固定資産評価審査委員会条例や与那原町税条例、国民健康保険条例、後期高齢者医療条例等の改正案が提出され、すべて原案通りに可決された。特に新型コロナウイルス感染症に関連した特例措置が目立つ。
一般会計補正予算では、歳入歳出それぞれ126,389千円を増額し、歳入歳出予算の総額を12,479,223千円とすることが承認された。その内訳には、社会福祉への支出が増加した点が含まれている。
さらに、与那原町国民健康保険特別会計の補正予算についても、歳入歳出共に5,884千円を増額し、総額は2,137,645千円となった。主に傷病手当金や健康診査等の事業費用が関連している。
最後に、特別職の給料に関する条例の改正も行われ、町長、副町長、教育長の給料が一時的に減額されることになった。これは新型コロナウイルスの影響を受けている町民と共に苦難を分かち合うための措置であると説明された。
今後も町の運営を巡る重要な議論と決定が続くことが期待される。