令和3年12月10日に行われた与那原町議会の定例会は、様々な重要案件が議題とされ、多くの議員による活発な意見や質問が交わされた。
最初の議題は一般質問で、当真聡議員が地元の軽石問題について言及し、地域住民の協力に感謝する一方で、依然として港内に残る軽石の問題が解決していないことを指摘した。さらに、家族の話題も交えながら、子ども医療費補助制度についても関心を寄せていた。
続いて、与那原町国民健康保険条例の一部改正が提案された。この条例改正により、保険の運営効率向上や地元住民の生活を支える施策が強調された。委員長の德田将仁議員は、慎重な審査を行い、原案の通り可決することを報告した。
また、複数の陳情も審議された。「国保運営にあたって、コロナ禍など困窮から県民の生活を守るために制度の改善を求める陳情」や「現物給付への国のペナルティ全廃と18歳までの医療費無料制度実現を求める陳情」についても、複数の議員が意見を述べ、採択される見込みとなった。特に、陳情第22号では、福祉施策の予算充実の要請がなされ、町長の意向を踏まえた対応が求められた。
最後に、与那原警察署の建て替えや移転問題についても議論が展開された。警察署の老朽化が進んでおり、施設の改善が急務であるとの認識が示された。町長は、町内に留まるように協議を進めていることを強調し、議員からも同意が得られた。
従って、与那原町の今後の発展に向けた施策が進行中であり、地域住民の声を大切にしながら、様々な問題に対策を講じていく必要性が訴えられた。指摘された問題は、医療制度やインフラ整備、環境問題等多岐にわたり、住民の生活に直結するため、各議員や町の関係者が今後も密に連携を取りながら進めていくことが期待されている。