令和2年9月25日、与那原町の第3回定例会が開催された。議事の中では、一般質問を通じて、新型コロナウイルス感染症の影響や地方財政の現状についての懸念が示された。特に、我謝孟範議員は、地元の私道に関する整備の早急な必要性を訴え、まちづくり課長である饒平名幹貴氏は、その道路の舗装問題について確認したと報告。
また、舩谷政喜議員による質問では、与那原町内の危険箇所に対する交通安全対策の強化が求められる中、生活環境安全課長の大城哲氏が交通量の多い場所での安全対策について現状報告を行った。さらに、舩谷議員は、観光振興のための駐車場の有料化や、ネーミングライツの導入による財源確保について言及し、財政課長の仲里武徳氏は、ネーミングライツがもたらす収益の可能性について説明した。
議案第51号では、与那原町学習用コンピュータ導入業務の請負契約が議会で審議され、117,841,460円の契約金額が承認された。これに関連し、上原晃議員が新型コロナに伴う地方税財源の確保を求める意見書の提案を行い、地方交付税や減収補填措置に関する具体的要請が盛り込まれた。
さらに、閉会中の議員派遣や継続調査・審査の件も正式に決定され、与那原町議会の議論は、地方の実情を踏まえた明確な財政政策に向けた方向性を打ち出した。我々は、引き続き議会における重要なテーマを見守り、町の発展に寄与していく所存である。