令和元年9月9日に開催された与那原町議会第3回定例会では、複数の議案が議題に上がり、重要な行政報告や条例改正が審議された。特に、与那原町税条例の一部を改正する条例や森林環境譲与税基金条例は、地域の施策に大きく影響を与える内容であった。
今回の会議では、議長の識名盛紀議員が会議録署名議員として新垣真一議員及び松長康二議員を指名し、会期を19日間として9月27日までの予定と決定した。また、議長は令和元年6月以来の主な事項を報告し、参加議員の理解を求めた。特に、与那原町の教育事業や土地開発に関する報告は注目を集めた。
教育委員会の事務事業の点検と評価については、教育長の當山健氏が詳細を報告。令和元年度の取り組みの結果が示され、議員からの質問も相次いだ。特に、同年度の地方公共団体の財政の健全性を示す健全化判断比率や、資金不足比率についても報告があり、こちらも質疑が行われた。奇しくも、実質公債費比率が5.3%であったことは、今後の財政運営に留意が必要であるとの意見を呼び起こした。
その他、重要な議案の一つに、与那原町税条例等の一部を改正する条例がある。この改正案により、地方税制の適正化が図られ、地域住民へのより良いサービス提供が期待される。税務課長の上原宏章氏はこの改正の狙いについて説明をし、議会の承認を得るに至った。
さらに、森林環境譲与税基金についての条例や、附属機関に関わる驚異的な改正が提案された。特に、財政担当課からは、持続可能な環境づくりに向けた方策が提案され、注目が集まった。議案は賛成多数で可決され、実行に移す方針が固まった。
最後に、与那古浜公園のトラック舗装工事の請負契約に関する議案も承認され、地域のインフラ整備が進む見通しとなった。議会の一体感と地域へのサービス向上への期待が高まる会議となった。