令和4年の読谷村議会定例会で、村の伝統文化や公共交通機関、スポーツ施策に関する議論が展開された。特に、読谷村の伝統文化の一つ、闘牛についての質問が多く挙げられた。平良勝志議員は、読谷村内に存在する闘牛場の現状について問うた。商工観光課長の伊佐英明氏によれば、現時点ではむら咲むら敷地内にある闘牛場が唯一で、約20年前に設置されたものである。闘牛大会の開催回数や、そのための会場も過去の記録を元に説明がなされ、今年の読谷まつりにおいても別の会場での開催となったことが言及された。
また、交通網に関する問題も議論の焦点となった。特に鳳バスの運行状況については、生活環境課長の松田勝氏が詳細を説明。需給バランスを考慮した路線の見直しや、公共交通空白地帯の増加に対する対応策が求められている。特に高齢者や交通弱者の移動支援についての重要性が指摘され、地域のニーズに応える形式でのバス運行の必要性が強調された。
スポーツ施策についても関心が集まり、主にすべての世代のスポーツ参加促進、スポーツ少年団の今後の位置づけについて発言があった。近年のオリンピックやパラリンピックに向けて、若者のスポーツ参加をさらに促進する手法が模索されている。
最後には、マイナンバーカードの活用状況について討論され、住民への周知徹底や、手続きの簡素化に向けた取り組みの重要性が確認された。住民年金課長の浜川淳子氏が、マイナンバーカードの現在の取得状況やそのメリットについて説明し、多くの村民への普及が期待される意義を示した。