令和5年第530回読谷村議会定例会の一般質問では、学校給食の無償化や健康増進センターの管理者更新、福祉ビルの誘致提案についての質疑応答が行われた。特に、國吉雅和議員は、学校給食無償化について「沖縄県が実施できなかった場合、読谷村は給食費無償化を実施するのか」と尋ねた。これに対し、給食調理場所長・知花正人氏は、完全無償化を実施している自治体の数を挙げ、その財政的な負担について回答を行った。
また、國吉議員は、過去の一般質問も踏まえて、学校給食費の無償化の状況や、自治体の支出・助成状況について掘り下げた。彼はさらに、給食に関連する施設の環境整備についても質問し、村内の様々な整備計画の進捗状況を確認した。特に、屋内運動場とその周辺環境整備事業について、事業費や目的に関して具体的な数値を挙げて説明が行われた。
次に、健康増進センターの指定管理者の更新についても議論がなされ、議員は具体的な選定方法や運営の質の向上を求めた。これに関しては、健康推進課長・宜保健氏が、指定管理の理由や運営に必要な資金の確保に関する説明を行った。議員からの提案も受け、今後の運営改善に向けての視点が示された。
福祉ビルの誘致は、住民に対して必要なサービスを適切に提供するための施策として提案され、具体的な計画内容の確認が求められた。その結果、福祉関連の施設整備についての様々な議論が生まれるなど、村の未来に向けた方向性が話し合われた。
議会ではまた、比謝川沿岸の活用についても意見が交わされた。議員たちは、限定的な自然環境の保全と地域活性化の重要性を強調し、より良い地域づくりに向けた取組が求められることを共通理解として持つことが表明された。