令和3年3月22日に開催された第505回読谷村議会定例会では、村の施策や新型コロナウイルス対策、動物愛護管理について議論がなされた。
上地利枝子議員は、交通安全対策として、村道中央残波線の歩道への街灯設置を提案した。これは健康づくりの一環で、通学路でもあるため村民からの要望が高い。生活環境課長の新垣功氏は、設置について財政的な課題があると説明し、優先順位が高い箇所への設置を検討していると述べた。
また、地域防災計画に関する意見も出た。避難所での運営体制や、高齢者や障がい者に配慮した環境整備が不可欠である。教育総務課長の比嘉達氏は、平時からの避難訓練の重要性を強調した。
さらに、コロナワクチン接種に関する議論も行われた。健康推進課長の比屋根美千代氏は、村民に対して効率的にワクチンを提供する体制を整えており、特設会場での接種を行うと述べた。また、ワクチン接種の際には副作用についての周知を徹底し、個人の意志を尊重する方針が示された。
動物愛護管理においても、過去の保護件数が議論され、ボランティア団体との連携で殺処分ゼロを達成していることが評価された。しかし、今後も引き続き地域の猫のTNR活動などの支援が求められた。
最後に、奨学金返済肩代わり制度の導入についての提案がなされた。これにより、村民の生活支援が行われることが期待されている。総務課長は、住民の要望に応じた施策を進める方針を示した。