令和4年第520回読谷村議会定例会の第2日目は、令和3年度の一般会計歳入歳出決算認定についての質疑が行われた。
15番の山城正輝議員は、村民の所得状況や税収の動向について質問した。
村民の総所得金額が437億501万8000円、納税義務者の数が1万6701人、1人当たりの税額が261万7000円に上昇したと、税務課長の古堅泰信氏が報告した。
これに対して、山城議員は予算段階では418億円だったことを踏まえ、前年からの大幅な増加に注目した。
年々の総所得の変化には驚きを感じているが、法人数も672法人から662法人に減少したとのことだ。コロナ禍での企業活動の厳しさが影響していると推察される。
また、山城議員はコミュニティバスの使用料収入についても質疑を行っており、直近の決算での収入率が9.8%と想定より低かった点を指摘した。
この問題に対して、生活環境課長の松田勝氏は、コロナの影響により運行が制限されたことが主な要因だと説明した。
令和3年度のパークゴルフ場についても意見が交わされた。
都市計画課長の山城勝司氏は、収入が723万7000円で支出が1355万5000円だったと報告。収入率554%とのこと。
山城議員は、新たな施策があったかを確認したが、運営は従来通り行われており、コロナの影響で閉館もあったため収入の持ち直しに期待すると述べた。
給付金制度にも注目が集まった。
企画政策課長の城間康彦氏によると、返礼品の数は817種類、事業者数は106となった。ネット寄附の増加が寄与したとの見解も示された。今後も商工業者や観光業者と連携し、さらなる発展に向けて努力したいとの意気込みが語られた。
最後に沖縄県後期高齢者医療広域連合の議会議員選挙が行われ、議席8番の國吉雅和議員が指名され、当選を承諾した。