令和4年10月4日に開かれた第520回読谷村議会定例会では、様々な議題が討議され、多くの決算や予算の認定が行われた。
特に、認定第3号の令和3年度読谷村国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定については、議員の質疑が活発に行われた。質疑の中で、上地利枝子議員がレセプト審査手数料の具体的な件数を確認したが、健康保険課長の宇根雄司氏は、必要な情報を持ち合わせておらず、後日改めることを謝罪した。再度回答を求める場面が見受けられ、透明性確保の重要性が強調された。
また、議案第43号に関する議論では、補正予算の増額が社会福祉施設及び新型コロナウイルスワクチン接種事業にかかるものであることが説明され、その必要性が理解される中、賛成討論が相次いだ。尤其、國吉雅和議員は、この補正予算の重要性として、地域の経済活動の支援を強調した。
さらに、古堅南小学校の新校舎に関連する議案では、长浜宗則議員による教育環境におけるトイレの利用についての要望があり、ウォシュレットの設置について、教育総務課長の知花正人氏が今後の課題にすると回答した。トイレ設置に関しても、多様な声が求められ、学校の設備改善についての期待が示された。
議題の多くがスムーズに採決され、多数の議案が原案通り承認された。この会議では、様々な地域課題に対する解決策が示され、村民に対する誠実な公共サービスの提供に向けた前向きな議論が展開された。