読谷村では、昨年から本村が管理する公園や公衆トイレにおける破損や落書きの問題が深刻な状況になっている。特に喜名観音堂公園の被害が目立っており、果たして行政はこの問題にどのように対処しようとしているのか。
令和元年度から令和四年度までに嘉手納署から報告された器物破損の件数は、読谷西部公園からの被害届1件を含めて少なかったが、観音堂公園は令和三年度に外部トイレの照明破損、令和四年度も多目的トイレのドア破損などの事件が発生している。
このような背景の中で、自治体は今まで以上に公園維持管理に注力する必要性がある。特に、観音堂公園は地域の人々にとっての重要な集いの場所であり、ここでの治安が悪化することは、地域活動や観光にも影響を及ぼす。
このため、防犯カメラ設置を含む取り組みの強化が求められており、具体的な予算の確保についても、早急にアクションを起こす必要があるという見解が示されている。地域住民との連携を強化するとともに、地域の伝統的な観音堂を守るための環境整備が重要となっている。
加えて本村の子弟研修生受入事業については、これまで33年の歴史があり、国際交流を目的としたプログラムが進められてきた。年間参加者数は地方により変動があり、多くの場合三名以下の受入れが一般的である。外交的な側面でも海外のウチナーンチュとの強い結びつきを大切にし続ける必要がある。
読谷村は、研修生の受入事業を充実させる一方、高校生らの連携も強化しつつ、彼らが未来の国際交流活動を担う担い手となるような施策も進める必要があると感じられる。