第521回読谷村議会臨時会が、令和4年11月28日に開催された。
この臨時会では、一般会計補正予算や国民健康保険特別会計補正予算など多くの議案が審議された。
議案第56号の読谷村一般会計補正予算(第5号)では、歳入歳出の総額に381,777千円を追加し、総額を19,016,497千円とする補正案が可決された。
村長の石嶺傳實氏は、物価高騰に対する対策として、住民税非課税世帯への支援金を含む予算を提案した。
議案第57号では、国民健康保険特別会計補正予算が審議され、歳入歳出予算に355千円を追加する内容が可決された。
健康福祉部長の小橋川郁美氏によると、特定健康診査等事業における職員給与も増額され、より良いサービスの提供を目指しているとのことだ。
また、議案第58号では後期高齢者医療特別会計補正予算についても、歳入歳出にそれぞれ131千円を追加する形で承認された。
議案第59号及び第60号では、それぞれ水道事業と下水道事業の補正予算が可決された。
特に、水道事業では、6ヶ月間の基本料金免除が継続されるとの説明があり、村民の負担軽減に向けた施策が講じられる。
このほか、一般職員の給与に関する条例及び特別職の職員の給与等に係る条例改正案も審議され、いずれも可決された。
議案第62号では、特別職の手当が年間で0.05月分の引き上げが行われることが決定された。
最後に、発議第2号として読谷村議会議員の報酬、費用弁償に関する条例の改正も可決され、12月分の期末手当が引き上げられる方向で協議が進められた。
今回の臨時会では、全ての議案が原案通り可決され、議会の一層の運営改善が図られることが期待されている。