読谷村議会第487回定例会が行われ、議員たちは地域の課題や施策について質問を行った。
村民の安全を確保するため、災害時の避難に関する議論が多く上がった。特に、津波避難に関しては、「長田川取水ポンプ場や比謝川の危険性について懸念が示された。2021年度を事業完了としている"大湾東土地区画整理事業"が進められており、将来の人口増加が見込まれる中で、住民の安全確保が重要視される。本村では現在、指定避難所は27か所設置されているが、住宅の増加に伴う避難計画についても多くの意見が出た。
また、読谷村の無電柱化計画についても言及された。観光客の安全を考慮し、観光防災力強化支援事業が検討されている中、入線工事や電線共同溝整備についての進捗状況が議論された。現在、沖縄電力とNTTによる入線工事が遅れており、村民や観光客の不安を解消するため、早急な対応が決定的である。
さらに、社会教育に関する問題も取り上げられた。特に、婦人会や子ども会など地域の組織が減少する中で、地域の特性を生かした公民館講座の充実が求められている。役場においては、婦人会活動の復活を目指し、新たなアプローチが必要だとの意見が多く共有された。
読谷村では、地域住民の理解を深めるために、観光客へ向けた避難場所の案内板設置や、公民館での地域連携研修など、実施の検討が続けられている。