令和5年第526回読谷村議会定例会が6月20日午前10時から開会され、さまざまな重要課題が取り上げられた。
特に、新型コロナウイルスに関する議論が注目されている。議員の國吉雅和氏は、「新型コロナウイルス感染症が5類へ移行したが、引き続きワクチン接種を推進する必要がある」と強調した。これに対し、健康推進課長の宜保健氏は、「ワクチン接種が今後も重要であり、村内医療機関と連携して取り組んでいく」と述べた。
続いて、はしかの予防接種についての質問も行われた。國吉氏は、「はしかワクチンの接種率が沖縄県平均に比べて低いため、接種促進に向けた施策が求められている」と指摘。一方、健康推進課長は、「現在、接種率向上に向けた情報発信を強化している」と回答した。
介護制度に関する発言もあり、介護予算の増加が懸念される中、福祉課長の玉城勝教氏は「高齢者を支える体制を整えるために、今後さらに取り組む必要がある」と説明。地域の実情に応じた具体的な施策が重要である旨、訴えた。
また、教育総務課長の知花正人氏は、就学支援制度について確認を求められ、「本村の制度は必要な援助を与え、経済的理由で困難な児童生徒を支えるため設けられている」と強調した。特に、地域振興交付金との関連性や各団体との連携が今後の課題となることが示された。
さらに、一般質問では部活動や地域クラブ活動に関する話題も上がった。當間良史議員は、「部活動の地域移行に関して、クラブ活動に対する支援が必要である」と意見を述べた。これは、特に資金面での支援が重要であり、その観点から基盤を築くための提案がなされた。
このように、読谷村議会では感染症対策、健康増進、学校教育、地域活動の振興等、多岐にわたる議題が取り上げられており、今後も持続可能な村づくりに向けた議論が続くことが期待されている。