令和元年第490回読谷村議会臨時会が開催され、主要な議案が審議された。
開会の挨拶では村長の石嶺傳實氏が台風19号の被害者への追悼と復興への祈りを表明した。また、ラグビーのワールドカップについても触れ、地域での応援イベントを告知した。
この会議での主要議案は、一般会計補正予算(第4号)である。石嶺村長は予算に関する説明を総務部長の古堅守氏に委ね、補正の内容を詳述した。提案された補正予算では、歳入歳出の総額にそれぞれ217万9千円の追加が含まれ、合計148億2,943万円の計画である。歳出の主な内訳には村道の整備や大木地区土地区画整理事業に関連する費用が含まれる。
質疑では上地榮氏から一括交付金の算出について疑問が出され、企画政策課長の城間康彦氏が具体的な数字を挙げて回答した。また、公園費の振替についても議論があり、玉城秀友建設整備部長が説明。赤犬子公園の整備事業についても話題に上った。
賛成討論では國吉雅和氏が県との調整による一括交付金の重要性を強調し、上地榮氏は村道の整備について住民の期待と利便性向上を訴えた。最終的に議案第54号は原案の通り可決された。
議会はその他の議事整理を確認し、全日程を終了。議長の伊波篤氏は意義や経過を評価しつつ会議を締めくくった。今回は宮古島復興や地域振興に関する重要な内容が議論され、全体として成果ある臨時会であったと言える。