令和2年第496回読谷村議会定例会が開かれ、多くの議員が新型コロナウイルスに関する支援策やその進捗状況について質問を行った。特に、コロナ禍での村民や事業者への支援が強く求められる中、佐藤順一副村長は、特別定額給付金の支給状況を詳しく報告し、今後も追加の支援策について検討を行うと述べた。
特別定額給付金は、村内で6月11日現在、15,009世帯から申請があり、支給はあわせて14,787世帯に達しているとのこと。さらに、残りの222世帯に関しても審査を進め、支給を予定している。特に、障がい者世帯高齢者夫婦のみの世帯への配慮が重要であるとの認識が示された。
また、非富裕地域に住む子育て世帯や高齢者への支援策も多岐にわたり、子ども子育て関連事業が優先的に進められていくことが報告された。こうした背景には、村民の命と生活を守るという強い決意がある。
議会中、農道整備に関する議論も行われた。農道の整備率は約70.9%と報告され、新規アスファルト整備の見通しについても協議された。特に、村道渡慶次–波平線の交差点では事故のリスクが高まっており、注意喚起のための看板設置が求められている。
さらに、特定外来種のツルヒヨドリの防除策についても取り上げられ、村内での駆除作業や県内他自治体における実施状況がアンケートを通じて確認された。自治基本条例に基づく地域コミュニティ活動の重要性や、村民の意見を施策に反映させる必要性が再確認された。
この会議では、地域の治安や生活環境の安全性向上に向け、行政と議会の連携が強調された。今後も村民が安心して生活できる環境を整えていくことが求められている。