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読谷村、業務継続と健康対策を強化する補正予算を可決

読谷村は、コロナ対策と地域活性化のため、補正予算4億円超を可決。オンライン診療やインフルエンザ予防接種支援が盛り込まれた。
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第498回読谷村議会臨時会が令和2年8月11日に開催された。

この会議では、経済活動の維持と感染症対策が焦点となった。特に、新型コロナウイルスの影響を受けた補正予算の審議が重要視された。村長の石嶺傳實氏が冒頭説明を行い、コロナ対策に関連する予算の増加について強調した。具体的には、一般会計補正予算においては、歳入歳出それぞれに約2億4,768万円の増額を提案している。

質疑では、上地榮議員が歳入の見込みと追加交付金について質問。企画政策課長の城間康彦氏は、4億円超の交付金が見込まれるが、具体的な使途については未確定であると述べた。この補正予算には、感染症対策に関連する支援事業が多数組み込まれる。特にインフルエンザ予防接種に関する支援が新たに計上され、村民の健康維持に寄与する見込みである。

議案第43号において、読谷村診療所特別会計補正予算が提案された。また、オンライン診療システムの導入経費として495万7,000円が計上され、村民への利便性が図られる。これに対する上地議員の質問に対し、事務長の矢貫卓博氏は、システムが12月には整備される見込みであると回答した。

会議はその後、環境美化に向けた自走式木材破砕機の購入や、崖地対策工事、村道整備などを議題に取り上げ、工事契約の可決が続けられた。議案第48号においては、川回る広場整備工事が承認され、ソフトボール場の整備に期待が寄せられている。特にソフトボール場には、公式戦の開催を見越した整備が行われ、地域活性化の一翼を担うことが期待されている。

議会では、地域経済支援のための地元業者優先の発注手法が求められたが、土木工事の分離発注については引き続き検討課題であるとの認識が示された。議長の伊波篤氏は、会議終了時に今回の議案の迅速な承認と実施を強調し、議会を閉会した。今後も、読谷村全体の経済と地域福祉の向上に向けた施策が期待される。

議会開催日
議会名令和2年第498回読谷村議会臨時会
議事録
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