令和4年第517回読谷村議会定例会が、6月14日に開催され、各議案が上程された。
まず、会議録の署名議員が指名された後、会期は6月14日から6月24日までの11日間に決定された。
続いて、議長からの報告があった。報告内容には、例月現金出納検査の結果や陳情書の受理についても触れられた。特に、最近受理された陳情件数は12件に上り、その詳細が資料として配付された。
重要議案としては、議案第24号の一般会計補正予算(第2号)、国民健康保険特別会計の補正予算などが挙げられ、村長である石嶺傳實氏から補正の理由が説明された。中でも、コロナウイルスワクチン接種対策として約4158万円の負担金が計上されている点が強調された。
また、補正予算における低所得子育て世帯への生活支援特別給付金として7900万円の支出がある。この取り組みは、コロナ影響を受けた家庭の支援を目的としたものである。議案第25号から第30号の各議案においても、健康福祉や高齢者医療、そして企業版ふるさと応援基金条例などが議論された。
特に、企業版ふるさと応援基金条例は、読谷村が企業から寄附を受けることで地域の再生を目指す施策であり、計画の概要や目的が説明された。これに対し、議員からの質疑も多くあり、具体的な事業内容についての確認が求められた。各議案については、詳細に議論が交わされたが、いずれも地域振興に寄与する重要な内容であり、村全体の財政運営に影響を与えるものである。
最終的に、各議案は採決にかけられ、多数の賛成により承認された。今後も、これらの予算をもとに村全体が発展することが期待される。
細部にわたる議論が行われた今回の議会は、読谷村の未来に向けた重要な決定がなされる運びとなった。