令和2年第500回読谷村議会定例会が9月24日に開催され、様々な議題が取り上げられた。特に、一般質問では新型コロナウイルス感染症の影響に関する重要な意見が多く交わされた。
村民の健康を守るための取り組みとして、伊佐眞武議員からは比謝横断線計画についての質問があった。土木建築課長の新垣学氏は、過去に行われた事業の経過や今後の見通しを説明し、適切なルート案決定に向け努力が続けられていることを強調した。また、既存道路との交差点形態や全体事業費についての質問もあり、新たに整備される道路の重要性が再確認される場面があった。
さらに、松田昌邦議員は、コロナ禍による経済影響を懸念し、特に観光業の悪化について言及した。村の観光関連施設の稼働率は前年度比約16%にとどまっており、経済活動の再開が求められる状況である。この状況を受け、村内の魅力を高めるための政策促進が重要視されている。
また、国からの補助金動向に関する質問もあり、地元企業や農業者への支援策を強化し、地域経済を活性化するための対策も継続的に検討されている。特に、健康福祉部長の小橋川郁美氏は、「村内の事業者が厳しい状況に直面する中での緊急対策が必要」と訴えた。
村全体の医療体制についても、今年度中には新たな医療支援施策が導入される見込みで、これにより村民の健康維持に努めていくことが明言された。
今回の定例会において審議されている認定決算案では、歳入歳出がいずれも安定して推移していることや、特に国庫支出金の増加などが評価されており、今後も持続可能な財政運営が期待されている。