令和2年第500回読谷村議会定例会が開催され、令和元年度の主要な施策の成果報告が行われた。村長の石嶺傳實氏は、新型コロナウイルス感染症の影響により、村民の生活や経済活動が大きな影響を受けていると述べ、感染拡大を防ぐための柔軟な予算活用や持続可能な村づくりの必要性を強調した。
新たに設立された喜名学童クラブなど、子どもたちの安全な居場所を提供する施策が求められる一方で、読谷村の重要課題として読谷補助飛行場跡地の農地貸付の進展も報告された。
今後、村が掲げる「ウイズコロナ、アフターコロナ」への取り組みでは、村づくりに取り組む村民との協働が期待されている。さらに、村の経済活性化を図るために、特産品のプロモーション強化も重要な課題に位置付けられている。
本会議では、医療や福祉に関する各種決算認定も進められ、特に、村内の医療サービスについては健康福祉部長の小橋川郁美氏が詳細に説明を行った。認定決算においては、読谷村診療所特別会計歳入歳出決算が認定され、健康福祉部の取り組みが相応の評価を受けることとなった。
各種予算計上状況に関しては、読谷村の一般会計補正予算が計上され、必要な対応が図られる予定である。特に、ふるさと納税においては、前年と比較し大きな寄附金額の増加が報告され、村の特産品プロモーション活動が有効になっているとの説明があった。
このような中、次回議会では、読谷村農業委員会の委員選任に関する議案も予定されており、村の農業振興に向けた取り組みが期待される。本議会は、村民の生活向上のための重要なテーマを取り扱い、地域の未来を形作る意義深い場となった。