第526回読谷村議会定例会が令和5年6月13日に招集され、様々な議案が審議された。その中で、補正予算案や条例改正に関する重要な提案が行われた。
本定例会では、一般会計の補正予算に関して議案第32号が提出された。村長の石嶺傳實氏は、歳入歳出予算に188,386千円を追加し、総額を189億8,157万7,000円とすることを説明した。この補正予算には、コロナワクチン接種にかかる国庫支出金約3,186万8,000円が含まれており、地域住民に対する重要な支援となる。
議案第33号では、国民健康保険特別会計の補正予算が提案された。健康福祉部長の小橋川郁美氏は、歳入歳出をそれぞれ230万9,000円減額し、総額を5億2,800万4,000円にする必要性を強調した。これは職員給与関連の調整によるもので、効率的な運用を図る目的があるとされている。
さらに、議案第34号では、固定資産税の課税免除に関する条例の改正が討議された。総務部長の安田慶知氏は、適用期限の延長を提案し、地域経済を安定させるための基盤強化に寄与するものであると説明した。
この他にも、多数の工事契約に関する議案が上程され、各部長が契約内容の詳細を議会に報告した。例えば、陸上競技場の植栽整備や公園の崖地対策工事に関連する議案では、州の予算を活用しながら地域の安全・快適な環境を整備することが目的となっている。
議会は午後10時30分に散会し、議論された内容は今後の村の発展に向けて重要な意義を持つと予想される。議会は今後も住民福祉向上を目指して、効率的な予算配分と政策実行に努めていく意向だ。