令和2年第500回読谷村議会定例会が開催され、新型コロナウイルス感染症対策について多くの質問が寄せられた。
まず、山城正輝議員は、高齢者の防疫策に関して4,000円の抗原検査補助を提案したが、健康推進課長の比屋根美千代氏は、国が検査体制を拡充する方針であり、村単独の補助は計画していないと述べた。
次に、特別定額給付金の支給についても議論された。山城議員は、基準日以降、新生児への支給が必要だと訴えたが、村長の石嶺傳實氏は現段階では考えないと強調した。
さらに、津波古菊江議員は、経済支援策について問及し、村がコロナによる生活困窮者に寄り添った支援を強調した。村には、予算の使い道について村民目線での議論が欠けているとの意見もあった。
村道比謝牧原線整備事業に関しては、交通渋滞解消のための重要な役割を果たすと期待され、土木建築課長の新垣学氏は、計画において交通量の増加を見込んでいると説明した。
最後に、アカギやデイゴの病害虫防除や、役場周辺の樹木維持管理についても議論が行われた。特に、アカギの病害虫について県との連携を図りながら防除対策を進めていくことが確認された。
議会では、読谷村の美しい環境を保つため、村民が協力しながら、長期的な視点での施策検討が重要だとの意見が数多く出た。