令和元年第487回読谷村議会定例会が、6月20日に開催された。
本会議では、様々な議案が提出され、議員による活発な質疑が行われた。主な議案は、令和元年度の一般会計補正予算や各種特別会計補正予算、そして条例改正が含まれている。
まず、議案第22号の令和元年度読谷村一般会計補正予算について、総額118億4,613万円の補正が提案された。これに対し、上地 利枝子議員は、教育や福祉といった社会への影響を吟味しつつ、予算の適切な執行を求めた。
次に提案された議案第26号である読谷村ふるさとづくり寄附金条例の一部を改正については、項目を7から5に見直し、より村民ニーズに応じた寄附の活用を目指すものであると説明された。賛成の意見が多かったが、一部議員からは公表方法やリピーター獲得策についての意見も上がった。
さらに、報告第3号では、平成30年度の繰越明許費繰越計算書が報告され、計上された46億6,000万余りのほとんどが国や県からの支出金に基づくものであることが明らかとなった。
また、渡具知木綿原線の村道認定についても議論があり、道路整備による地域活性化の意義が確認された。地域住民からも強い期待が寄せられる一方で、農業の持続可能性について懸念があり、生産者に配慮した適正な料金設定が求められた。
コミュニティ施設の建設工事契約問題も討論され、地域交流の拠点としての役割が強調された。地元の声を反映させることが今後の課題となる。