第513回読谷村議会定例会が令和3年12月7日に開催され、補正予算や条例改正案が取り上げられた。
主な議題として、一般会計補正予算、第43号の国民健康保険特別会計補正予算、第44号の後期高齢者医療特別会計補正予算などの財政計画が議論された。特に一般会計補正予算に関しては、歳入歳出の予算総額に184億2,567万円を計上することが提案され、村長の石嶺傳實氏がその理由を説明した。この補正によって、地域経済を支える施策が強化される見込みだ。
また、議案第45号では、強い農業づくり交付金推進事業に関する条例廃止が提案された。これは、条例が定めた目的を既に達成したため、無用となった条例を整理することを狙いとしている。これについて、山内嘉親氏が提案理由を述べ、議員からの理解を求めた。
さらには個人情報保護条例や国民健康保険に絡むいくつかの条例改正が行われ、特に国民健康保険税に関する改正は子育て世帯への配慮が求められていた。具体的には、未就学児の均等割保険税を軽減する措置が含まれた。これは、経済的負担の軽減を図る重要な取り組みとして注目されていた。
議会では、これらの議案に対し議員たちが熱心に質疑を行い、十分な審議が行われた。議長の伊波篤氏は、全議案に関しての理解を促し、最終的に全ての議案が承認される見込みだ。
全体を通して、会議はスムーズに進行し、参加した議員の質問に対し、各部署の部長が適切に回答していた。石嶺村長は、ウイルス感染症の影響にも関わらず、村の経済活性化を目指す発言を強調した。これにより、村民への生活支援策の一環として、地域の発展を見据えた施策が引き続き実施されると考えられる。