令和3年第513回読谷村議会定例会が開催された。議会では、新型コロナウイルス感染症の影響を受けたワクチン接種や軽石漂着への対応、地域振興に関連した移動販売車の運用についての議論が行われた。
新型コロナウイルスのワクチン接種状況について、健康推進課の比屋根美千代課長は12月3日時点での各年代の2回目接種率を報告した。10代から80代以上までの接種率はおおむね70%から90%の間に収まっており、中でも60代が85.5%と高い。
次に、軽石の漂着状況についての報告があった。松田勝生活環境課長によると、長浜海岸では426メートルの漂着が確認されており、その影響で漁業活動にも支障が出ているとのことだ。漁協では、漂着した軽石を迅速に除去する取り組みを進めている。
また、移動販売車の運用状況について、商工観光課の冨着剛課長は、漁協が販売する鮮魚や惣菜が好評で、毎月の売上が116万円に達していると述べた。移動販売車は地域住民の生活支援や買い物難民へのサービス提供を目的とし、福祉部門との連携も試みられています。
読谷村の公共工事に関しては、土木建築課の新垣学課長が入札業者の選定方法について説明した。特定建設工事共同企業体の組み方や発注基準が定められており、発注機会を村内の業者へ多く提供する方針が示されている。
最後に、よみたん斎苑の安置室や法事室の整備についての要望も出た。松田勝課長は、村内でのニーズを受け止めつつ、民間による対応を研究する考えを示した。
今後の議論では、これらの施策の進展状況や村民のニーズに応じた適切なサービス提供が重要と期待される。