第492回読谷村議会定例会が12月17日に開催され、様々な議題が議論された。
議会では、自治会加入率や廃棄物の減量化、松くい虫による被害、地元特産の甘藷生産支援など、地域の重要な課題についての質疑が行われた。特に自治会加入率は50.1%と、年々低下傾向にあり、議員の間での危機感が共有された。これを受け、自治会の加入促進キャンペーンや地域活動の活性化が求められる。
廃棄物減量化の観点でも、紙類や布類の再資源化、ビニール類の減少策が議題に上がった。特に布類については、過去のリサイクルプロジェクトの成果が薄れ、今後の施策が待たれる中、村民の意識啓発が急務であるとの意見が多く聞かれた。生ごみの処理方法に関しては、推進されているコンポストの利用拡大が提案され、自宅での利用促進も視野に入る。
松くい虫被害では、報告された24本の被害松の伐採および処理方針に対し、迅速な対応が求められている。被害状況の把握と早急な処理は、地域の森林環境保全に直結するため、重要な課題である。
さらに、読谷村の名物である紅イモの生産状況についても話題となった。農業推進課長からは、農家支援の一環としてバイオ苗の配布が行われるなど、地域特産物の将来的な展望が示された。一方で、農産物の販路確保が課題として残されている。
トリイ通信施設に関する議論も行われ、防衛局への抗議活動の強化や、村民への情報提供の必要性が指摘された。村民の安全を守るため、今後の動きに注視が必要である。
小糸製作所跡地の整備計画については、活動場所としての利用が期待されるが、限られた資源の中での効率的な運用が望まれる。視覚的な整備も含め、喜名保育園との協力体制の構築が提案され、地域社会への貢献が期待されている。