令和３年第504回読谷村議会臨時会が開会した。
本会議では、主に2020年度の一般会計補正予算案について議論された。
議案第１号では、歳入歳出それぞれ182,616千円の追加を決定し、総額を21,431,375千円とする内容であった。
石嶺傳實村長は、コロナ禍による厳しい経済状況の中で、ふるさとづくり寄附金が大きく増加した点を説明した。
この寄附金の推進を図り、今後の地域振興や感染症対策に資する考えを示した。
また、企画政策課長・城間康彦氏は、寄附金が増加した要因について言及した。
「ポータルサイトの追加」と「魅力的な返礼品の提供」が寄附者の増加に寄与したと分析した。
さらに、全国的なふるさと納税の急増や、在宅中のスマートフォン利用が影響しているとの見解を示した。
寄附の状況として、昨年の寄付額が約倍増したことを強調し、期待を込めて今後のさらなる取り組みをアピールした。
議案の審議においては、寄附金を基にした様々な事業の展開が意見として挙げられた。
長濱宗則議員は、「黙って募金を待つ時代は終わり、具体的なプランが必要だ」と強調し、地元産業との連携を促進する意見を述べた。
その後、議案第１号は、一部の議員の賛同をもとに可決された。
次回以降の議会では、さらに具体的な施策の検討が求められる中、健全な地域振興へ向けた重要な一歩となることが期待される。
衆議院において、新型コロナワクチン接種体制の構築も重要な議題に上がり、医療従事者への早期接種に向けた予算の設定も見込まれる。
健康推進課長・比屋根美千代氏は、ワクチン接種計画に関する取り組みについて説明し、包括的な体制整備への協力を求めた。
今後、村民に対して不安を取り除くための広報活動が必要であるとの認識が示された。
議会は、全庁的に協力し、新型コロナウイルスの影響を乗り越えるための取組みを進める意義が再確認されている。