読谷村議会では、令和4年第522回定例会が開催された。市民福祉の向上を目的に、多岐にわたる議題が審議された。
まず、山城正輝議員が南側の比謝矼地域の活性化について質問を行った。比謝矼地域は、国道58号沿いで交通安全の碑などが存在し、活用方法について意見を求めた。企画政策課長の城間康彦氏は「比謝川や長田川を活用した自然環境を生かした地域づくりを進める必要がある」と強調した。さらに、長浜ダムの撤去計画なども踏まえ、地域の活性化を進める必要があるとのこと。
次に、村内の排水路問題も浮き彫りとなった。山城議員は長浜川沿いの排水路の安全対策を求める声をあげた。農地活用推進課長の新垣功氏は、沈砂池の清掃や改良を進める計画を述べ、議会での議論を踏まえ、早急な対応が望まれる。
また、自治会や行政区の活動が厳しくなっている現状についても言及され、引き続き地域の協力を得ながら、対策を講じることが重要であるとの意見が多くの議員から出た。
新型コロナウイルス感染症についても議論がされた。健康推進課の宜保健氏は「療養後の後遺症に関する相談を受けている」と述べ、地域内での健康管理の重要性を訴えた。また、新たな感染症治療薬の情報提供が県を通じて行われていることも紹介された。
不登校の児童生徒に関しては、教育現場の対応策が重要だとされ、学校と地域が連携して進める必要があるとの意見が出された。学校指導課主幹の塩川斉氏は、個々の状況を把握し対応をしていく姿勢を示した。