令和3年第2回久米島町議会定例会が3月11日に開催され、様々な議題が討議された。
一般質問では、真栄平建正議員が、サトウキビの反収減少原因について訴えた。議員は、過去5年間の反収実績や土壌改善の取り組みを問うた。大田治雄町長は、自然災害や土づくりの不足が反収減の主な原因と指摘した。さらに、土壌診断に基づく改善策の実施が必要であると強調した。
また、バーデハウスの運営方法についても真栄平議員が質問し、民間提案制度による運営を進める意向が示された。町長は、しっかりとした審査委員会の設置を考えており、外部専門家の意見を重視する方針を明らかにした。特に、バーデハウスは久米島の観光振興に寄与する重要な施設であるため、多くの議員が関心を示した。
さらに、ひとり親家庭についても質問があり、コロナ禍における支援施策が実施されていることが確認された。上原あゆみ福祉課長は、ひとり親世帯を対象とした給付金の支給状況を報告し、窓口での対応が効果的であったことも述べた。
議会の最後には、横領事件についての報告も行われ、回収計画について町長が説明した。この問題は依然として町民の関心を集めており、早急な解決が期待されている。