令和3年第2回久米島町議会定例会が3月26日に開催された。本会議には、全議員が出席し、重要議題が審議された。特に、一般会計予算や国民健康保険特別会計予算などが中心に検討され、全会一致で可決されている。
一般会計予算に関して、幸地猛予算審査特別委員長は、歳入歳出の総額が74億2千500万4千円であること。前年に比べて4億7千651万3千円の減額となったことを説明した。新型コロナ感染症の影響を受け、町税の計上額は減少している。
地方交付税については、普通交付税が27億5千万円、特別交付税が3億8413万3千円減少し、全体で31億3千413万3千円になっており、これは地域創生事業が新基準に追加されたことによるものとされた。
このほかにも、令和3年度久米島町の国民健康保険特別会計予算は、前年と比較して7.3%増加の10億4千93万1千円となり、後期高齢者医療特別会計予算も可決された。
さらに、仲里公園の設置及び管理に関する条例や、久米島町納骨堂条例も原案通りに採決され、それぞれ管理の規則が決まった。特に納骨堂条例では、今後の住民向けの案内が重要になると指摘された。
陳情の中では、国立病院の機能強化を求める内容が採択され、新型コロナウイルスによる医療体制の脆弱化への対策が議会で重要視されている。
また、米軍の低空飛行に関する意見書や抗議決議も採択され、地域の安全や平穏な生活を守るための強い姿勢が示された。これらの取り組みは、町民の生活環境を守るために不可欠とされている。
この会議は約1時間半にわたり行われ、全議題が終了した後、議会は閉会された。議長の玉城安雄氏は、全員の協力に感謝し、本定例会の終了を告げた。