令和4年第5回久米島町議会定例会が開会された。
開会にあたり、議長の玉城安雄氏が挨拶した。今回の定例会は、桃原秀雄町長と新執行部体制として初の会議となる。
また、町長所信表明において、これからの町政運営に関する基本的な考えが述べられた。特に、人口減少問題や海洋深層水事業の推進が強調され、町長は全身全霊でレビューを行うと述べた。それに加え、教育や福祉を充実させるための施策についても、多面的なアプローチで取り組む姿勢が示された。
桃原町長は過去の要因として、転出が転入を上回る社会現象があると指摘。その上で、結婚や子育て、教育の支援が必要と述べた。
議会では町長が提案した深層水の取水管拡大、固定資産評価審査委員の選任に関する議案も審議された。特に、海洋深層水事業は町の将来に大きく関わるとされ、その進捗が期待されている。
町長の所信表明に基づいて、今後3年間の政策目標や具体的な事業も見込まれているが、実現に向けた課題も多数ある。議会の中では一般質問が行われ、当地の農業支援や子育て支援についても触れられた。議員各位からは、町民の声を反映した意見交換が求められ、今後の施策に反映させる重要性が強調された。
また、キバナノヒメユリの保存についても言及され、町としてもその保護に向けた取り組みが求められた。今後、さらなる行政の連携と促進が必要とされ、教育長がその取り組みについての意見を述べた。
このように議会は、出産環境の整備や新しい事業の創始など、町民にとって重要なテーマに取り組む姿勢を示した。議会の進行を通じて、町長及び議員は町民からの信頼を受けつつ、久米島町の未来を模索している。