令和元年第5回久米島町議会定例会が開催され、さまざまな議案が審議された。
特に注目されたのは、令和元年度久米島町一般会計補正予算(第1号)についてだ。総額87億7千271万9千円の予算には、様々な事業関連の歳入増加が含まれる。副町長の桃原秀雄氏は、「歳入に関する主な内容として、ふるさと寄付金の増や国庫支出金の計上が挙げられる」と指摘した。
議員からは補正予算に関する質問が相次ぎ、特に翁長学議員が歳入の内訳について詳細を求めた。佐久田等産業振興課長は、「農林水産業の農家負担金が3農家分であることを確認した」と述べた。
次に、水道事業会計補正予算(第1号)についても審議された。町長の大田治雄氏は、具志川浄水場のろ過砂入れ替えに3千200万円を計上した理由を説明し、「経営改善に寄与する」と強調した。
下水道事業特別会計補正予算(第1号)では、118万2千円の増額が計上されている。この補正により、町の公共インフラがさらなる改善を図ることが期待されている。
久米島町男女共同参画推進条例についても、条例の施行による町民の責務や基本計画の策定が説明された。町長は、町民に対する啓発と情報提供を強調し、議員たちからも前向きな意見が相次いだ。
仲里公園整備工事請負契約について、桃原副町長は、58,740,000円の契約を締結し、「地域にとって利便性の高い施設になるよう努める」と述べた。
最後に、火災予防条例の改正についても議論。防災機器の設置に関する基準を明確化することで、「町民の安全を確保する」と町長が強調した。
このように、さまざまな議題が審議された久米島町議会は、地域の発展を目指す取り組みを続けている。今後の進捗に注目が集まる。