令和5年12月7日、久米島町議会の臨時会が開催された。
本会議では、新たな議長、玉城安雄議員が選出された。今回の選挙は、議員の初めての議会であり、特に注目を集めた。
議長志願者の所信表明では、3番の玉城安雄議員が議長を目指す理由を述べた。彼は、新型コロナウイルス感染症の影響で日常業務が制限されていた過去を振り返り、議会の透明性と開かれた運営を強調した。さらに、住民福祉の向上と議会改革の必要性にも言及している。
もう一方の候補である6番幸地猛議員は、議会活動の透明性を確保する意義を強調し、住民の期待に応えると主張した。
議長の選挙では、玉城安雄議員が9票を獲得し当選した。新議長の就任に際し、彼は次のように述べた。「私は開かれた議会を目指し、公正かつ中立的な立場で業務を進める所存である。」
次に、副議長選挙も行われ、副議長には富永肇議員が選出された。彼もまた、議会の広報活動を重視し、地域住民に対する議会活動の情報発信の重要性を訴えた。
その後、各常任委員の選任が行われ、委員長には赤嶺秀徳議員が選ばれた。議会運営委員は、それぞれの課題や活動の実績に基づいた協力的な関係が築かれることが期待される。
重要議案として、議会の活性化を図るための特別委員会の設置や、議員定数の調査特別委員会の設置についても議論された。これに関して、新垣幸子議員が提案し、すべての議員から賛同を得て成立した。
最後に、海洋深層水に関する特別委員会の設置が決議され、地域振興の一環としてその重要性が再確認された。議会は、今後も住民の声を反映した施策を進めるために、これらの決議をもって活動を活発化させていく所存である。