令和5年3月8日、久米島町議会定例会が開催され、国民保護や安全保障に関する重要な議題が取り上げられた。
まず、避難実施要領の作成状況について、総務課の幸地伸也課長は、現在進行中であり、完成次第、町民に周知する予定であるとの旨を説明した。特に、島外避難における輸送力確保の重要性が強調された。町民だけでなく観光客も含めた避難人数に関するデータを収集し、万が一の事態に備えた対策を講じる方針が示された。
また、避難実施要領の作成が遅れている中で、町長の桃原秀雄氏は、「住民の安全を最優先に考え、早期に策定を進めていく。」と強調し、行政としての責任を果たす姿勢を見せた。
続いて、バーデハウスの再生に関する進捗についても話が及んだ。商工観光課の濱元尚哉課長は、昨年の公募に複数の事業者から関心が寄せられたものの、参加表明には至らなかったとし、今後条件見直しを行う必要があるとの認識を示した。また、バーデハウスは観光資源として重要であり、町民の健康やコミュニティの場としての役割を持つと説明した。
さらに、介護支援専門員の確保についても質問があり、福祉課の吉永みゆき課長は、離島としての特性を考慮しつつ、専門職の確保に取り組む意向を述べた。特に地域内での人材育成の重要性が各所で議論された。
最後に、配食サービスについての質問があり、福祉課では現在のサービス提供体制について、普通食と特別食の利用状況を説明した。利用者からの要望に対し柔軟に対応する必要性が強調された。今後も町民の声を反映させる形でサービスの質の向上に努める姿勢が求められている。