久米島町議会は令和４年７月１日、定例会を開催し、様々な議案が審議された。特に、一般質問では宇江原総清議員が提起した鳥島射爆撃場の放射性物質汚染問題について、桃原秀雄町長は、確認済みで影響はないとの見解を表明した。残された問題として、過去の調査結果や、地域住民への影響を考慮し、慎重な対応を求められている。
また、久米島町一般会計補正予算（第１号）も審議され、歳入歳出それぞれにおいて3億6千万円の追加が盛り込まれる。新型コロナウイルス感染症に対応するための経費が中心で、包括的な支出計画が示された。この予算案は、町民生活の向上を目指し、特に子育て世帯向けの施策を強化する内容が含まれていることが注目されている。
さらに、固定資産税の課税免除の特例に関する条例改正や、奥武島キャンプ施設の使用料改定が提案された。今後は、町民への便益を持続的に確保するために、利用者の実態に即した料金体系が求められる。
専決処分についても議論が交わされ、税条例等の改正については、タイムリーな手続きを講じることが求められている。これは、議会の日程に間に合わせるためのもので、引き続きジュリスディクションに則って執行部は努める必要がある。
最後に、教育委員会の委員選任について承認がなされ、新たな教育政策の展開に期待が寄せられる。今後は、町全体の活性化に向けた施策が一層求められ、各議員が連携しながら、より良い政策実現に向けて努力することが必要であろう。