令和5年第9回久米島町議会臨時会が11月27日、久米島町議会議事堂で開催された。
本日の議題には、会議録署名議員の指名、会期の決定、ICT機器購入契約、一般会計補正予算が含まれている。
最初に行われたのは、会議録署名議員の指名で、議長の玉城安雄氏が9番の喜久里猛氏と10番の真栄平建正氏を指名した。
その後、会期について議論された。今回は、会期を1日間とする名による提案があり、異議なく承認された。
続いて、議案第54号「電子黒板等ICT機器物品購入契約」についての提案が行われた。副町長の中村幸雄氏が4千796万円で電子黒板等を購入する理由を説明。今回の契約では、株式会社学映システム沖縄営業所が選定され、特に教師の授業を効果的にサポートすることが期待されている。
質疑応答では、3番の富永肇議員が導入台数の状況について尋ね、比屋定小学校の設置状況に言及。教育課長の宮里みかよ氏が、在籍数の理由で設置がゼロとなっていることを説明した。また、移動が容易であることもあるため、教室での利用形態に合わせた対応が必要であると指摘された。
次に、9番の喜久里猛議員からは、契約の詳細についてさらなる情報提供を求められた。耐用年数についての疑問も呈され、回答ではサービスのサポート期限が5年であることが説明された。これに対し、どのような措置が検討されるかが注目されている。
さらに、議案第55号の令和5年度一般会計補正予算(第8号)が説明された。副町長は、予算に1億862万円を追加し、総額を101億6千568万円にする計画を説明した。これは物価高騰への対応として、住民税非課税世帯への給付金として7万円を見込んでいる。
新垣幸子議員は、委託料についての内容を確認し、不必要な負担にならないよう配慮を求めた。福祉課長の吉永みゆき氏は、システム改修には早急な対応が必要であるため委託を行うと説明。最終的に、これらの議案は全て可決された。
この臨時会では、教育におけるICT整備の重要性が再認識され、補正予算も可決されたことで、町内の教育環境の改善が期待されている。