令和5年9月20日、久米島町議会において、オスプレイ訓練や土地利用規制法に関連した多岐にわたる議題が討議された。特に、オスプレイ訓練に関しては、住民の生活に与える影響を最小限に抑えるための配慮が求められる一方、実際には住宅地上空を飛行する事例もあり、町長は今後も防衛省に要請していく方針を示した。
土地利用規制法においては、指示区域や特別注視区域に指定された地域について、一定の土地取引の際には事前届出が必要とされている。この法律の影響については地方自治の観点からも慎重な対応が求められていることが議員から指摘された。
観光振興に関する討論では、民間による高速船の導入が進められており、観光客の受け入れ体制の整備が重要であるとの意見が出た。特に、観光地整備やインバウンド対応に向けた具体的施策が求められており、町長は今後の取り組みを強調した。
地域支援事業に関連しては、高齢者の健康維持を目的とした体操教室が有料化されたが、町民からはその影響を懸念する声もある。福祉課はこの状況を受け、今後の対応策を検討中である。
畜産農家の現状についても議論されたが、生産者が置かれている厳しい環境に対し、定期的な支援や新たな産業育成の必要性が強調された。特に、上水道や農業用水の利用が重要視され、町の水利権の管理についても議論が行われた。
久米島校区の下水道事業では、今後の実施計画に基づき、町民の生活環境の改善に向けた施策が求められている。