令和元年第8回久米島町議会定例会が、9月27日に開催され、各議案が審議された。
午後の議会では、まず会議録署名議員の指名が行われ、棚原哲也議員、玉城安雄議員が選任された。続いて、議案第41号として提案された「久米島町森林環境譲与税基金条例」について、桃原秀雄副町長が提案説明を行う。法令に基づき、この条例の必要性について強調し、可決される運びとなる。
次に、平成30年度決算に基づく「健全化判断比率及び資金不足比率」の報告に関しても桃原副町長から説明があり、報告は適切に評価される。特に、健康診断の観点からも、指標は重要な意味を持つ。
さらに、久米島町教育委員会の事務に関する点検・評価報告が行われ、吉野剛教育長が詳細な内容を説明した。評価方法には外部評価を採用しており、子どもたちの教育水準向上に向けた取り組みが成果を上げていることが確認された。特に、学力調査の結果においては、全ての教科で全国平均を上回る成果を挙げているとの報告がなされた。
また、年間9件の異物混入が給食センターで発生し、その内訳も明らかにされた。この問題に対し仲村昌慧議員が必要な情報公開を求め、町長はマニュアル作成などの対策を進める意向を示した。
最終的に、決算に関する各議案件(一般会計、国民健康保険特別会計、後期高齢者医療特別会計、水道事業会計、下水道事業特別会計)が一括して認定された。この結果、久米島町の財政運営の透明性が確保されていることが確認された。
議会の締めくくりとして、県産品の優先使用に関する決議が全会一致で可決され、地元の産業振興が改めて強調された。これにより、県内企業の育成や地域経済の活性化が期待される。