令和5年3月9日、久米島町議会は第3回定例会を開会した。
会議では、主に令和4年度一般会計補正予算と町道比嘉2号線の道路改良工事請負契約が審議された。まず、一般会計補正予算では、町長の桃原秀雄氏が、特定防衛施設周辺整備調整交付金事業の救助工作車整備事業がメーカーの事情により繰越しとなったことを受け、6,744万1千円を積み立てる必要があると説明した。
また、補正予算の総額は95億2千886万3千円に上ることが報告され、議会はこれに賛成した。次に、町道比嘉2号線道路改良工事の請負契約についても審議が行われた。副町長の中村幸雄氏は、今回の契約金額が8,038万8千円であることを示し、県道整備の重要性を強調した。
議員たちからの質疑では、県道イーフ線の早期整備に関する質問が相次ぎ、雨天時の道路の状況が危険であることが指摘された。特に、200メートルの区間での水たまりが大きな問題であると議員は主張し、早急な対応を求めた。
また、一般質問の場では、宇江原総清議員が鳥島射爆撃場の汚染問題について発言し、環境問題への理解を求めている。町長は、早急に汚染の浄化を行うべきだと述べ、調査の重要性を強調した。さらに、バーデハウスの経営改善の必要性が指摘され、町長がその努力を進める意向を示した。
その後、議案第22号と第23号も原案通りに可決され、議会は円滑に運営されている。町長は今後の観光振興およびインフラ整備に対する取り組みを引き続き強化する意向を示し、全体的に議会は良好な進捗を見せていると評価できる。これからも持続可能な地域社会を築くために、町民の意見を尊重し、積極的に対策を講じていくことが求められる。