令和5年10月10日、久米島町の定例会が開催され、様々な重要な議題が議論された。特に注目されたのは、過疎地域持続的発展計画やホイルローダの物品購入についての議案であった。
議長を務める玉城安雄氏が開会を宣言した際、全議員が出席していることが報告された。
議案第50号では、久米島町の過疎地域持続的発展計画の変更が提案された。副町長の中村幸雄氏はこの計画変更の目的として、新たな事業を追加するためであると説明し、議員からはその内容を評価する声が聞かれた。新垣幸子議員は、デジタル化の推進に関する具体的な施策が必要であると指摘した。これに対し、企画財政課長の古堅宗治氏は、今後の取組として、行政手続きのデジタル化に向け国が推進する施策を実施する意向を示した。
議案第51号では、久米島町がホイルローダを購入する契約について議論された。副町長は、契約相手の業者と随意契約の理由を説明したが、その中で業者の辞退により来ていないという事実が指摘された。バランスの取れた契約のために、町の指名方式の改善が必要との意見もあった。
また、教育分野では、令和4年度の教育委員会事務の点検・評価報告が発表され、内部評価と外部評価の結果に差があったことが注目された。特に学力や体力向上については、課題も多いが成果も見られると教育長の宇江城詮氏が述べた。
他の議題では、オスプレイの訓練に対する反対意見書が可決された。町民の安全を最優先に考える姿勢が示され、賛成意見が多く、市民からの支持を集めていることが強調された。
そして、最後には県産品・地産品の優先使用についての決議が行われた。ウエルカムな経済支援を促進するため、町として県内企業を支援する姿勢が確認された。国際的な影響とも繋がる地域振興の重要性が再認識された。
今定例会では、これらの議案が一つ一つ審議され、全員の賛成で可決された。町の今後の発展に向けた具体的な施策が議論された重要な場となった。