令和元年7月25日、久米島町議会臨時会が開催され、重要な議案の審議が行われた。
主な議題は、儀間1号線整備工事の請負契約及び久米島博物館の機能強化に関する契約である。
特に、儀間1号線の工事について、桃原秀雄副町長は「契約金額は59,400,000円で、工事は246日間にわたる」と述べた。
また、工事の範囲には路肩の陥没を伴う危険な箇所も含まれており、緊急性が高いとの説明があった。
続いて、議案第34号として久米島博物館のネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)化契約が提案された。
この事業は、光熱水費削減保証サービスを含むもので、契約金額は142,990,001円である。
山城勇人博物館長は、「この事業により二酸化炭素排出量を削減し、経済的なメリットも期待できる」と強調した。
補助金は3分の2が国から支給され、残りは町の負担となる。
議会では、両議案ともに質疑が交わされた。
特に、儀間1号線の工事について盛本實議員は、補助金の利用状況に関する質問を行った。
新里剛建設課長は、「工事は防衛予算交付金を用いる計画」と応じ、質疑が進行した。
また、ZEB化につい金額と効果についての質問も多かった。
吉永浩議員は、効果の具体的な数値化について確認を求めた。
これに対し、山城博物館長は来年度の予算要求時に数字を示すことを約束した。
討論は行われず、両議案ともに賛成多数で可決された。
これにより、久米島町内のインフラ整備及び環境対策が一層進展することが期待されている。