令和5年12月19日に開催された久米島町議会定例会で、ふるさと納税の活用拡大に関する報告がなされ、寄附金の収集状況などが確認された。
特に、令和3年度と4年度の寄附件数は、各約5千件であったが、寄附金額が約1千万円減少した原因について町は、全国競争が激化する中での広報活動の必要性を強調した。
新規事業者の発掘においては、今現在10事業者と連携し、返礼品を通じて久米島の特産品の魅力を伝える取り組みを進めている。今後、送料負担を考慮した品を開発する方針で、より多くの寄附が得られるよう動いている。また、町の広報誌やSNSを利用した情報発信も拡充する意向が示された。
次に、学校図書館図書整備費についての状況が提供され、令和4年度と5年度の予算では、図書費が約186万円、学校司書費が約2千621万円となっている。図書の充実とその管理についても、教育長から定期的に実施されている読書活動や図書の質向上について説明があった。
儀間地区農道については、農家からの要望を受け、長年にわたり放置された状況を解決するため、今後補助事業を通じた整備を進めるとのこと。また、空港の駐車場についても、年末年始の混雑緩和のための臨時駐車場を設ける方針が示された。
さらに、議会では町のための具体的な提案も行われ、地域に根付いた施策が求められている。特に、ふるさと納税の充実は今後の町づくりにおいて重要な役割を果たすと考えられる。これらの意見が反映され、具体的な施策として実施されることが期待されている。