令和5年7月24日、久米島町議会の臨時会が開催され、複数の議題が審議されました。
主な議題として、一般会計補正予算の提案が注目されました。
中村幸雄副町長は、歳入歳出にそれぞれ2千490万1千円を追加し、総額93億4千65万7千円となることを説明しました。
この中には地域交通やまちづくりにおける人材育成に関連する補助金が含まれています。
また、議案第37号では、沖縄地区の浮魚礁回収・設置工事に関する契約が万名の支持を得て可決されました。
この契約は、株式会社儀間建設と締結され、契約金額は1億945万円に設定されています。
工事は180日間を目安に実施される見込みです。
さらに、久米島町営路線バスに関する物品購入契約についても審議が行われました。
この議案では、沖縄ふそう自動車株式会社に対して1千392万6千30円で新バスを購入することが決定されました。
既存のバスの多くは老朽化が進んでおり、運行を続けるためには新車の投入が必要です。
質疑応答では、エフエムくめじまの運営支援事業に関連する予算の使途についても触れられました。
喜久里猛議員は、当初の補助金から町が直接工事を行うことへの疑問を投げかけ、詳細な説明を求めました。
これに対して古堅宗治企画財政課長は、決定の背景を詳しく説明し、町の実施主体としての立場を強調しました。
この臨時会では、全ての議案が原案通り可決され、久米島町の今後の発展に向けての新たな一歩が踏み出されました。
残された課題として、公共交通や地域経済のさらなる支援の枠組みが求められています。
今後も議会として、地域のニーズに応えるための議論が続けられる見通しです。