令和4年第6回久米島町議会臨時会が、8月10日に開催された。
この臨時会では、町長の桃原秀雄氏から、新型コロナウイルス感染に関する謝罪が行われ、議会の開会が宣言された。議題には補正予算案などが含まれ、初めに会議録署名議員として、3番富永肇議員と4番赤嶺秀德議員が指名された。
会期に関しては、8月10日の1日間で決定された。主な内容の一つ、令和4年度久米島町一般会計補正予算(第2号)では、歳入歳出それぞれに110万円を追加することが提案された。この補正により、歳入歳出予算の総額は、84億9千151万5千円に達する。
中村幸雄副町長が補正予算の概要を説明し、社会事業における風の帰る森プロジェクト推進事業の報償費にこの110万円が計上されたことを強調した。議案に対する質疑が飛び交う中、7番新垣幸子議員は事故に関する保険の内容などを詳細に質問した。
これに対して、大田直樹プロジェクト推進課長は、指定管理の保険は「スポーツ安全保険」であると明言し、事故発生時の保険対応に関する確認を行う意向を示した。また、各施設の責任や被害者への補償について、弁護士の報償費が計上されたことにも触れた。
事故によって680万円の保険金が支払われた経緯も説明され、さらに保険請求の内容と後遺症への懸念について話し合われた。議員間の質疑は活発で、事故の再発防止策なども提案された。
会議の結論として、議案第27号は原案通り可決され、専決処分の報告についても特に異議は唱えられずに終了した。副議長の棚原哲也氏が会議の閉会を宣言し、全ての議題を終えた。