令和元年第5回久米島町議会定例会が6月19日に行われ、多くの重要な議題が議論された。
特に注目されたのが町営住宅の使用料の滞納問題である。滞納額は753万円、未納件数も増加傾向にあり、特に100万円以上の未納者は3件に上る。大城学総務課長は、これまでの収納実績を元に予算を確保する必要があると述べ、滞納者への努力を怠らない姿勢を示した。しかし、町民の公平性を欠いている現実も否めない。
次にカンジンダム公園の開放についても議論があり、町長は安全確保が第一であるとの立場を強調しつつ、早急な開放を目指して検討を進める意向を示した。久米島の自然を生かし、観光振興を図るため、早期の活用が求められる。
また、沖展の誘致についても、教育長の吉野剛氏がこの取り組みの重要性を説いた。平成16年の開催で地域の文化的関心を高める機会とし、合併から20年を迎える令和3年度にはさらなる展開が期待される。
さらに、泊フィッシャリーナの整備についても言及され、県との連携及び運営面での課題が挙げられた。特に利用者間のトラブルを未然に防ぐ取り組みが重要であるとされた。
最後に県道イーフ線の進捗状況について、新里剛建設課長からの報告があった。完了予定は令和2年度とされているが、資金面や用地の取得により遅延の可能性があるという。
今後も町民の意見を反映しつつ、具体的な施策の推進が求められるとのコンセンサスが得られた。