令和3年第6回久米島町議会臨時会が7月7日に開催された。
出席議員全員が議事に参加し、議事日程に従って議案に関する審議が行われた。
まず、議長の玉城安雄氏は「会議録署名議員の指名」を発表し、宇江原総清議員と吉永浩議員が署名議員に選定された。その後、「会期の決定」についても話が進められ、本臨時会の会期は1日のみに決定された。
次に重要議案である「動産の買入れについて」の審議が行われた。桃原秀雄副町長が提案理由を説明し、動産の購入に関する概要を述べた。購入予定額は2233万円で、GIGAスクール構想に基づく学習者用端末であることが強調された。
質疑において、真栄平建正議員は「GIGA事業の全体計画と支援体制」について問うた。教育課長の宮里みかよ氏は「GIGAスクール構想では、児童生徒に1人1台の端末を整備し、高速ネットワーク環境を整備することが目標である」と説明した。また、教育のICT化を進めるための支援体制についても言及された。
さらに、真栄平議員は「教職員の負担軽減に向けた支援体制の必要性」を主張し、支援員の配置について町長と教育長に確認を求めた。大田治雄町長は「財政措置を考慮し、支援に力を入れていく」と述べた。
その後、喜久里猛議員が入札に関する質問をし、「条件付一般競争入札についての詳細」を求めた。宮里教育課長は、入札参加資格の申込みの結果を明かし、「今回の案件については2社から申請があり、1社が辞退した」と説明した。
新垣幸子議員も質問し、「教師の技能向上について配慮してほしい」と要望した。教育長の中村幸雄氏は「ICT活用のスキル向上のための研修を進め、課題解決を図る」と応じた。質疑を終えた後、議案第25号は原案通り可決され、会議は閉会した。