令和4年9月6日、久米島町議会において第7回定例会が開催された。
この会議では、久米島町の環境保護や保険に関する重要な議案が議題に上がった。
特に注目されたのは、久米島町野生動植物保護条例です。副町長の中村幸雄氏は、この条例の制定により、町内の野生動植物を町民全体で保護し、持ち出しを防止していく意義を強調した。野生動植物は、地域の生態系を支える重要な存在である。また、議会では、この条例に関する質疑が活発に行われ、特に新垣幸子議員からは細かな点について多くの質問が寄せられた。彼女は「今後、罰則規定の強化や海域の保護を拡大する必要がある」と述べ、意義を強調した。環境保全課長の吉永安史氏は、今後の条例の改正についても前向きであると表明し、地域の教育活動を通じての啓発も提案した。
次に、令和4年度一般会計補正予算が紹介され、829万2千円が追加されることが決定されました。中村副町長はこの補正予算の使途について、中小企業や観光業の支援、新型コロナウイルス対策に充てると説明した。特に、久米島町における新型コロナウイルスの影響を軽減するための施策が多く盛り込まれ、町民や事業者への配慮が垣間見えた。また、一般会計に続いて発表された下水道事業特別会計の補正予算も同様に承認された。
一方、町の健康保険に関する運営状況についても、報告された数値には町民の不安を招く要素も含まれていた。その中で新垣幸子議員は、国民健康保険の向上について声を上げ、今後も町民との対話を大切にしたいと意気込みを示した。
最後に、後期高齢者医療特別会計の決算報告と、浮魚礁の設置契約についても話し合われ、これらの議案は全て可決された。今後の久米島町の成長や発展に向けた期待が高まる中、本定例会は無事に散会した。