令和3年10月25日、久米島町議会の臨時会が開催された。
議長の玉城安雄氏は開会を宣言し、会議録署名議員に吉永浩議員と新垣幸子議員を指名した。
続いて、会期の決定がなされ、その結果、本日の会期は1日間と定められた。
主な議題となったのは「旧兼城港ターミナル解体工事請負契約」についてである。
桃原秀雄副町長が契約の目的や金額について説明を行った。契約金額は5610万円で、指名競争入札によるものである。
工事に関して、喜久里猛議員は懸念を示し、作業時間や粉じん対策について質問した。幸地伸也建設課長は、通常の業務時間で実施し、粉じん防止のために囲いを設けることを説明した。
また、解体工事におけるアスベストの処理方法についても議論が交わされた。
盛本實議員がアスベスト対策の具体策を尋ねると、業者が専門の技術者を現場に配置し、適切な処理を行うと説明した。
一方で、新垣幸子議員は予算の内訳を質問し、財源が主に町債で賄われ、県からの補助がないことも明らかにされた。
質疑応答の中で、旧兼城港ターミナルの交通対策が重要であるとの意見が相次いだ。
特に、建設課長は「最短ルートを指定するが、安全性も優先して決定する」と述べ、その後の業者との打ち合わせが待たれる。
最終的に、議案第42号についての採決が行われ、全員一致で可決された。